D.C.P.C.(天枷美春 篇#4)(完)

つづきです

 

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再び美春の夢…

昔は主人公をお兄ちゃんと呼んでたんですね

 

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ただでさえ短い「寿命」をこれ以上縮めることになると暦先生に諭され

美春がこれ以上苦しむのはたえられないと 思い出探しをやめようと主人公は切り出しますが

 

美春は 残りの時間を時間を他人のために生きたい だからこそ思い出を探し続けるという決意を口にします

 

いい子すぎるだろ

ここにのせてるのはものすごい豪快な一部抜粋だけど全編通してこの調子だからね

純粋で優しくて本当に素敵 頭の下がる思いです

こういう非常に美しい心のキャラクターは近年の作品ではあまり見かけない気がしますね

 

 

これまた悲しいことばだ……

 

 

こんな感じのセリフをロックマンエグゼ3で見た!ロックマンエグゼ3で見た!!

と思って 実はこないだ引っ張り出して一通りやったんだけどそこまで似てなかった(小声)

 

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そういえば…

もうすぐ美春のお誕生日…… お誕生会の手作り招待券を2枚 音夢もさそってほしい…と

 

一方でまだロボ美春に対する複雑な感情を引きずる音夢さん

 

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いよいよ美春の夢が明瞭になってきます

小さなころの主人公との大切な思い出……

美春は主人公にもらった宝物に願いをこめ 未来に掘り出す約束をします

ほんとにほんとにかわいらしい

もう全場面で涙が出そうになる

 

 

 

ぼろぼろになりながらも主人公との記憶を取り戻す美春



 

小さな頃の誕生日に主人公にもらったオルゴールです

オルゴールというのがまたなんというか綺麗だよね

 

いつも首にかけていたのはオルゴールのねじまきでした

お兄ちゃんとずっと一緒でいられますように――

小さな頃の美春の願いと共に 美春は思い出を「手に入れた」のでした

 

遠くないうちに来る別れですが

主人公が美春のことを覚えていてくれる限りずっと一緒 願いが叶いました と…


そしてここが肝心ですが

大切なのは「美春さん」の記憶そのものではなく 主人公とそれを探してまわった という思い出 共に日々を過ごして作った思い出なのでした

 

ある意味「ベタ」というか 先が読みやすい展開ではありますが

あーはいはいみたいな感じは一切なく 直球で心に来るので濁りのない感動を覚えます

ほんとうに隅々までよく考えられている作品ですね

(他にも理由はいろいろあるんでしょうが 例えばシステム的なとこも含めは話だと テキストウィンドウの文章の収まりがいいというか

短いのがブツブツきて途中で ??? みたいになることもないですし

一文が長すぎて うっ… となることもありません)

 

 

 

・・・

 

なんと美しい話だ……

 

 

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そして美春の誕生日

音夢はなんと唐突に逃げ出してしまいます……(ここほんといたたまれなくなっちゃった 美春がかわいそうで……)

主人公は音夢を追いかけ 美春は「美春さん」とのギャップや皆を騙している形になっていたことに苦しみ 少しでも「美春さん」に近づこうとしていたことを伝えます

 

でなんだかんだで最後はみんなでお祝い

 

 

(若干前後して申し訳ない 個人的に一番きになったのがここの説得シーンです

なんか音夢は微妙に納得してないというか 「割り切る」という言葉が一番しっくりくるような 少々…いやかなりロボ美春が気の毒な 音夢の中では諦めに近い感情なのかなと思いました 

とはいえ美春は親友であり 彼女の心配もまざってなんとも複雑ですね…)

 

 

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卒業式から一週間以上経ち とうとうその日がやってきます

 

ここ俺マジで泣いちゃった

 

美春のオルゴールは彼女のテーマです ずるいですわ……

この場面一文一文がどれもほんとにやさしく切なくて……

ぜひ皆さんもその目で確かめてほしい 

ほんとにありがとう… こんなに優しい子だとは思わなかった

心が洗われるようだ

 

おしまい…

 

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美春は役目を終え …そして美春が帰ってきます

彼女もきっと思い出を大切にしてくれていることでしょう

 

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全部魅力は伝えきれないがほんとにほんとにほんとにすごかった!

心の底から感動した!!

「#1」の初っ端にも書いたけど 他ルート登場時は「ちょっと元気すぎる子枠」と認識してたのよ俺…

たいへん思慮深く健気で優しい子でした 反省

すばらしかったです!